夜明けは深い群青から蒼天へ
刻々と変化していく色の先に待つのは新しい世界。
何かが終焉おわり、何かが開幕はじまる、そんな予感。
残酷なまでに眩い陽が、
すべてを暴き出す直前の静けさ。
歓びも嘆きも、あらゆる輪郭が
曖昧に溶けあい微睡む薄明の安らかさ。
その向こうに現われ出でるものに、
我々はいつか対峙しなければならない。
鮮烈な光のもとに、
いかなる影が描き出されようとも。