3 月6日金曜日、福岡the voodoo loungeにて、シンガーソングライター戸渡陽太のツアーファイナルワンマンライブが行われた。昨年11月にリリースしたミニアルバム「プリズムの起 点」を引っさげて全国8カ所にて行われたレコ発ツアーのファイナルとのなるこの公演、地元という事もあって大勢のオーディエンスが集まった。
通 常弾き語りスタイルの多い戸渡だが、この日は札幌在住のバンドJake stone garageのドラマー岩中英明を迎えた「二人バンド編成」を中心にパフォーマンス。ミニアルバム「プリズムの起点」にも参加した岩中との相性は抜群、と ても二人とは思えない音圧で、オーディエンスを圧倒していた。
「プリズムの起点」収録曲「マネキン」や「SOS」などグルーヴィーな曲か ら、途中いつもの弾き語りスタイルにて、表現力豊かな歌唱で披露した「ホントの事」「ゼンマイ仕掛けの世界」など全15曲を熱演。アンコールではがらりと スタイルを変え、新曲「世界は時々美しい」をピアノで弾き語り、ギターの時とはひと味違う、ピアノの柔らかい音とマッチした戸渡の歌声に、満員のオーディ エンスは酔いしれていた。
アンコール中のMCでは、ニューミニアルバム「孤独な原色たち」を6月に発売する事を発表。この日のラストを 飾った「世界は時々美しい」を含む次作では、表現力の増した新しい戸渡陽太に出会えるだろう。なお新曲「世界は時々美しい」はiTunesにて3月18日 から先行配信が決定している。