これまでMiche名義で多数の作品をリリースしている、東京のRyosuke Miyataの本名名義のアルバムがドイツのOrganic Industriesからリリース。本名名義では今作が初のフル・アルバムのリリースとなります。
なだらかに浮かび上がるシンセ〜ギターなどのデリケートなドローン、チリヂリとした目の細かいさざ波のノイズ、ドローン調に加工されたぼやけた儚いコーラスなどのシンフォニックなレイヤードに、鳥の鳴き声や木々が風で揺れる音、水の音などの自然の音のフィールド・レコーディング・サンプルや、穏やかなアコースティック・ギター〜ピアノの細やかな五月雨のフレーズ、淡い反響系のエフェクトのかかったにじんだギター・サウンドなどもトラックによっては取り入れた、ノスタルジックで美しいアンビエント〜ドローン・サウンド。幻想的な揺らめきのサウンドと、生楽器の温かみのあるサウンドを丁寧に組み合わせて、郷愁を誘う幻想的な揺らめきの世界を作り上げています。デリケートで優しいアンビエント〜ドローン系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。Hakobuneのリミックス・トラックも1曲含む、全11曲64分収録。盤はCD-R、パッケージは縦長の通常のCDケースより大きめのサイズの、飛び出す絵本のように折り込まれた紙でCDを収めた凝ったパーケッジで限定50枚でのリリース。