——Sec oli,hyuma je simo alae vita Celestain.
(遠い昔、人は翼を持っていた。空が支配するこの世界で生きるために。)
これは造語と多重コーラスで綴られる、二人の青年の翼を巡る物語の序章。
■Story
大地は滅び、海は枯れ果て、空だけが無限に広がっている。
その中でただ一つ、天青石(セレスタイン)と呼ばれる不思議な石の力を借り、浮遊している巨大な樹が存在していた。
遠い昔、この世界で生きる人々は誰しもが翼を持ち、大樹を止まり木として一面に広がる青の中で自由を謳歌していたという。
そして天青石は光をまとい、この世界に幸を与えていた。
しかしいつしか天青石はその輝きを失い、数多の人の背から翼は消えてしまった。
それから長い年月が経ち、今となっては僅かばかりの命が大樹に縋り、寄生する形で生き伸びている。
——何故、人は翼を失ったのか。
その理由をただ一人、最早稀有な存在となってしまった有翼人の少年は知っていた。
頒布場所:第一展示場【F06b / Sator】
全4曲収録 / 300円 / スリムケース / 歌詞カード6P